賛美のアイデア1・・・福音唱歌の「おりかえし」はもっと本来的ものに戻してはどうでしょうか。

福音唱歌の「おりかえし」は、本来、詩篇の応唱、交唱的な要素が強かったと思います。リバイバル集会、キャンプミーティングなどで、「おりかえし」までは賛美リーダーが独唱し、「おりかえし」から会衆で歌ったりしました。その時、前半を独唱した賛美リーダーは、「折り返し」部分で「女性だけ歌ってください」とか、「交互に歌ってください」とか、いろいろ自由に指示していったのです。福音唱歌は本来はもっと自由なものでした。ですからまだまだ新しく歌い可能性が残されているのです。例えば、「おりかえし」だけを繰り返すとか、いろということもあっても良いのではないでしょうか。それから半音ずつ転調していくのは、コンテンポラリーな賛美歌だけがすることなのでしょうか。私たちはアメリカの古い曲を古い曲と良い、アメリカの新しい曲を新しい曲と位置付けていますが、アメリカの古い曲も、実は、ヨーロッパものに比べるとずっと自由で即興的側面のある賛美歌であったことを忘れてはならないと思います。聖歌の群れがあそこまで讃美歌並みに格調のあるものになったのは、中田羽後師の功績だとは思いますが・・。