これからの「讃美歌集を作るための奥の部屋」

ほとんど、このプログをチェックしてこなかったのですが、多くの方々が私のブログを見てくださって、うれしく思っています。私は現在63歳、65歳定年で、次の歩みを目指しています。私は、日本メノナイトブレザレン教団という団体に所属していますが、アバウト30教会、30牧師の教団です。2000年頃に、まだ関西中心の教団ですから、1000名ぐらいは一同で集まることのできる教団でしたので、教団の公同讃美歌を作れないものか、一つのビジョンが与えられていましたが、結果的には無理でした。30教会、30牧師の教団では公同讃美歌を作成することは現実的ではないとある時点で悟ったと思います。教団の働きで忙しくなってしまったのが原因です。

 

 他にもいろいろな原因があったと思いますので、少し述べたいと思います。一つは日本メノナイトブレザレン教団は公同意識が弱い教団だったことがあると思います。

 

 もう一つは私の牧会する教会も含めて、次世代伝道を考える時、次世代が自発的に歌う賛美がやはり、contemporaryなものだったからです。感謝なことにあの時点では若い牧師がたくさん与えられましたが、contemporaryなものに向かう傾向が他派より強くなったように思います。

 

 もう一つは、これも自分の牧会する教会だけでなく、他の教会もそうですが、ほとんどのMB教会は、スクリーンに歌詞を映し出す教会になってしまいました。賛美歌を発行しても次世代の人たちは購入しないでしょう。教会備付の棚には歌集が数十冊そのままになっています。

 

 もう一つは、共同体的に歌集を作成するということの歴史が日本メノナイトブレザレン教団にはないこと、その労力を考えると、今まで通り、越教派のものを使用していくのが賢明だと思ったからです。完成度の高い、聖歌総合版や教会福音讃美歌、他の諸教派のものを利用させて頂こうと思ったわけです。

 

 それで、これからこのブログでは、一曲、一曲、讃美歌集を比較しつつ、楽しんでいきたいと思います。また続いて、新しい讃美歌のあり方を模索していきたいと思っています。