日本聖公会聖歌集292

 日本聖公会聖歌集292は、ロンドンデリーの歌を葬送の歌にしている。故人に向けての歌であるので、讃美の形としては賛否もあろうが、葬儀に用いる讃美歌としてすばらしい歌だと思う。ただ、故人に対して、「友」と呼べる距離感にある人たちにとっては響く歌だと思う。その意味で公同の讃美であるが、より少数、より個人的な場で歌いたい歌かもしれない。

1、静かにねむるわが友よ 別れの時は来たり
あなたを造られた神は   みもとへ 今 呼ばれる
静かにねむるわが友よ   主の み手に抱かれよ
とこしえの命を受けて   やすらかに 主とともに

2、静かにねむるわが友よ 別れを今は惜しむ
わたしの心に触れた    出会いを巡らしつつ
主イエスに愛された友よ  愛の主に結ばれて
ともに主を歌い続けよう  また会えるその日まで