福音聖書神学校「礼拝と音楽」 No.28
8、礼拝の流れ
5において、基本的な部分の内容を述べたが、実際は各教派により、意味することは異なっている。つまり上記の内容はその礼拝式の順番、流れによって意味が異なってくるのである。そこで礼拝式の順番と流れについて、ここで触れてみよう。私達のようなノンリタージカルの教会が礼拝式を組んでいく場合、最も注意すべき点は、リタジーの中に見られる「流れ」の点である。歴史的教会がリタジーを形成してきた過程にも豊かな「流れ」があった。「流れ」の点で注目すべきことは、視点は、「人から神へ」流れる流れ、「神から人へ」流れる流れ、「人から人へ」流れる流れ、の各部分の配置がバランスよくなさるということである。これは礼拝の基本的なことである。
神から人へ・・・・恵み、啓示、説教、聖書朗読、祝祷
人から神へ・・・・賛美、祈り、献金、献身、感謝、応答
人から人へ・・・・挨拶、報告、紹介
例えば
賛美 人から神へ
聖書朗読 神から人へ
賛美 人から神へ
説教 神から人へ
賛美 人から神へ(説教の応答としての賛美)
献金 人から神へ(説教の応答としての祈り)
報告 人から人へ
賛栄 人から神へ(礼拝全体の応答としての賛栄)
祝祷 神から人へ・人から神へ