ケズィックの歌集

 大阪ケズィックの歌集に加える曲などの検討をしなければならなくなりました。しかし、大阪ケズィックの伝統のようなものもありますし、大阪ケズィックを支える諸教会、諸教団、の事情をつかんでいないものですから、なかなか曲の検討は難しい感じがします。歌集のページ数も限定されていますので、その範囲内での選曲になることでしょう。それで、とりあえず今までの曲を確認してみることにしました。

讃美歌
1、馬槽のなかに(121・生涯)・・・戦前から愛された曲、由木康詞、新聖歌に採用
2、信仰こそ旅路の(270・信仰)・・・戦前から愛された曲
3、主よみ手もて(285・信頼)・・・福音唱歌以前のドイツ敬虔派の名曲
4、主にのみ十字架(331・聖潔)・・・福音唱歌以前の英国の名曲
5、主はいのちを(332・聖潔)・・・福音唱歌以前の英国の名曲・新聖歌も讃美歌訳を採用
6、主を仰ぎみれば(355・霊の交わり)・・・戦前から愛された曲
7、いともかしこし(502・雑)・・・新聖歌では中田羽後訳「語れ告げばや」
8、十字架の血に(515・雑)・・・新聖歌では中田羽後訳「来たれ汝を」
9、ああうれし(529・雑)・・・新聖歌では中田羽後訳「罪咎を赦され」
※讃美歌の「雑」は福音唱歌(おりかえしつき)

聖歌(おどろくばかりの以外はすべて福音唱歌
1、おどろくばかりの(229・救い)
2、十字架のかげに(396・十字架)
3、カルバリ山の十字架につきて(399・十字架)
4、我あがなわれて(463・救いの喜び)
5、輝く日をあおぐ時(480・賛美)
6、讃えよ、救い主イエスを(484・賛美)
7、みことばなる光のうち(500・信頼)
8、キリストにはかえられません(521・あかし)
9、雨をふりそそぎ(570・リバイバル
10、みたまはあめより(573・聖霊のみたし)
11、いずこにある島々にも(576・聖霊のみたし)
12、主の愛のながうちに(578・献身)
13、神の御子にます(582・献身)
14、みくにに住まいを(638・天国)
15、如何に汚れたる(701・きよめ)
16、主よわが罪と(716・きよめ)

新聖歌(ほとんど福音唱歌
1、おお御神をほめまつれ(18・賛美感謝)
2、救い主イエスと(340・恵みの成長)
3、まどいの雲消えて今は(360・確信)
4、心から願うのは(382・聖潔)
5、みなささげまつり(391・献身服従
6、燃ゆる御霊よ(409・聖霊
7、ただ主を崇めて(427・証し)

第二讃美歌
1、大波のように(171)・・・・・勝利の歌からの曲
2、丘の上に十字架たつ(182)・・
ケズィック参加教会の多くは、中田羽後訳に慣れ親しんでいるのでは?
讃美歌21にもこの訳は採用されていない。
教会福音賛美歌は中田羽後訳を採用している
3、神はひとり子を(184)三谷種吉・・
ケズィックの参加教会の多くは、聖歌新聖歌の歌として歌っているのでは? 


ワーシップソング
(1980年代のもの中心に伝統化したピアノだけの伴奏で歌い得るワーシップソング)
1、威光と尊厳と栄誉
2、あなたをたたえ
3、栄光イエスにあれ
4、主を求めることこそ
5、鹿のように
6、主はみ座におられる
7、御手の中で
8、主の教えを喜びとし
9、目をあけて
10、主は道を造られる
11、すべての良きもので
12、心静かに
13、叫べ全地よ
14、still(静まって知れ)
15、二千年前から赦されていた


追加曲の提案
⓵「主よ終わりまで」
( 作者に敬虔主義の背景はないが、諸歌集が採用する名曲)

聖歌298(中田羽後訳)
1、世にある限り仕えまつらん
この身に近く主よましませ
戦いもなど恐るべしや
導く御手にすがりゆく身

讃美歌21、510(口語化100%)
1、主よ終わりまでしもべとして
あなたに仕え従います
世の戦いは激しくても
主が味方なら恐れはない。

新生讃美歌614
1、主よ終わりまで従いゆかん
みそば近くにおらせたまえ
世の戦いは厳しくとも
主のみむねより我離れじ

教会福音459、新聖歌385
1、主よ終わりまで仕えまつらん
みぞは離れずおらせたまえ
世の戦いは激しくとも
御旗のもとにおらせたまえ

⓶「父の神の真実は」(1990年代のリビングプレイズのものが教会福音讃美歌40に)
山口昇訳は口語体。
他訳は諸讃美歌に採用
口語体への試みとして良いのでは?
「心から願うのは」と同じ作者

青年聖歌1(中田羽後訳)
1、ながまことはおおいなり頼む神は君のみ
変わらぬ汝が愛の手に   支えらるる命ぞ
ながまことは大いなれば  あしたごとにほめ歌う
恵み日々に豊かなり    御顔常にさやけし

新聖歌20
1、主の真実はくしきかな 迷い悩むこの身を
とこしなえに変わらざる  父の許に導く
大いなるは主の真実ぞ   朝に夕に絶えせず
御恵みもて支えたもう   たたえまつらんわが主よ

新生讃美歌59
1、父の神よ汝がまこと  満ち溢れて変わらず
そのあわれみ永久に    汝れにそいて尽きせじ
主のまことは満ち溢れて  朝ごとに新たなり
良きものもて満たしたもう 大いなるかなわが主よ

教会福音40(口語化100%)
1、父の神の真実(しんじつ)は とこしえまで変わらず
慈しみと憐れみは 尽きることがありません。
素晴らしい主 その真実は(しんじつ)は朝ごとに新しく
深い恵み知らされて 讃美します主の御名

⓷「キリストは生きておられる」
(1990年代のリビングプレイズのものが新聖歌257に)

⓸長内委員長提案の笹尾鉄三郎作詞のもの
「墨よりも黒こ心なれど」(新聖歌258)
「イエスよ十字架に」(新聖歌101)
「今日まで守られ」(新聖歌171)
「見失せしわが主と」(新聖歌363)

⓹長内委員長提案のジョンウエスレーの、And can it be
メロディーが難しく、日本語にも合わせにくい。
つまり翻訳が難しい曲だと思います。
すばらしい歌なのでどなたかがチャレンジしてくだされば