教会福音讃美歌を歌ってみよう2「ともにパンを分けよう」(教会福音讃美歌259)

 シンプルな歌詞の聖餐式の歌は多数必要だと思います。自由教会系の教会は、聖餐式の歌が硬直化しないためにも、多様な聖餐式の歌を使いこなす必要があるように思います。と同時に、私たちメノナイトの背景の教派は、国教会の香りのする、国教会の礼拝学の影響を強く受けた曲を少しでも減らすことも重要でしょう。あまりにも多すぎますから。その意味で、この曲のような黒人霊歌から来た聖餐式の歌は、教会のレパートリーの一つに入れておくべきでしょう。この曲ならば、静かに和声の響きを感じながら、聖餐式を持つことができます。またカリスマ運動から生じたワーシップソング風に繰り返して歌うなどの工夫もできるように思います。繰り返していくうちに、一つになることを味わっていくというのはどうでしょうか。また歌っている皆さんの歌を聞くだけで、黙想する人たちもいてもいいのではないでしょうか。また黒人霊歌風のアカペラもすばらしいし、別のピアノ譜などの支援があれば、すばらしいものとなるように思います。